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tezomeyaについて

ようこそ手染メ屋へ

草や木が持っている素晴らしい色目を、
できるだけ多くの方々に楽しんで頂きたい

私たちがいつも願って、そして心がけていることです。tezomeyaはそのための染め工房です。

tezomeyaが染めに使用している染料は、藍(あい)、茜(あかね)、五倍子(ごばいし)、柘榴(ざくろ)、矢車附子(やしゃぶし)、柿渋(かきしぶ)、楊梅(やまもも)など、乾燥状態の植物が主なもの。昔から和漢薬の生薬に使われているものと同じようなものが多くあります。
好みの色目になるように、古代から連綿と使われ続けている植物の染料を選んでいます。

色と植物のこと

Tシャツ

草木の持つ色の全てがすべからく美しい

・・・と思っているわけではありません。残念ながら。
彼ら草木は、たまたま色の元になる物質をたくさん持っている。
そして、色素たちの配合具合がたまたまびっくりするくらい美しく見えるときがある。
・・・そう思っています。全てはたまたま、です。

しかし、この“たまたま”をうまく引き出すのがとても難しい。そのために気を配っている一つが、素材の選び方です。

草木の色は、染めつける素材の種類によってその発色が大きく違います。特に、元々染まりつきの悪いコットンは、その選び方がとても大切です。
若干くすみがあって、そして深い色目。そんな色合いが染め出せるようなお誂えのコットンをオリジナルで製作してもらい、コットンと相性の良い植物を選び、そして最善の染め工程をいつも探索し研究しながら、染色作業をしています。
くすんだ、深い、可愛い草木の色合いを、ずっと皆さんと一緒に楽しみたいと、日々思っています。

色とアイテムのこと

パーカー

優しい草木の色合いを永く楽しんでいただくため、カットソーやブラウスをメインに様々なアイテムを用意しております。

主役の色と同等に大事にしているのは素材感とデザイン。
草木のフクザツで優しい色目とシンクロしてくれるような、素朴だけど存在感のある風合いと生地感を求めて、織や編をして下さる方たちの大きな心とお力を得ながらほとんどすべての生地をオリジナルで製作しています。
そして、色と素材を引き立たせてくれる、シンプルで飽きのこない、そして少しだけ目を引くスパイスを加味したデザインを心掛けています。

草と木が持つフクザツで優しいもわぁっとした色目と無理なく自然に調和している普通の服。
「なんかこれ、着やすそうで良い色で、なんかキュンとくる服だなぁ。・・え?草木染めなんですか?これ? あぁ、全然気づかなかったなぁ」
とおっしゃって頂けるような服作りを目指しています。

色と染め作業のこと

アイテムは全て工房内の染め場で染め上げております

アイテムは全て工房内の染め場で染め上げております。アイテムの大きさによって、1点から4、5点まで一度に染められますが、染め始めてから仕上がりまで、作業日数だけでも3~4日かかります。これらの作業は、工房にいらして下されば全てご覧いただけます。そして、染め上がったアイテムは染め場と隣り合わせのショップで実際にご覧いただけます。

古来より伝わる染め方を研究しながら、そして有機化学を主とした現代の科学的知見を併せて参考にして、出来る限りいつでも同じ色目、同じく品質の仕上がりになる様な染め工程の工夫を日々致しております。
ですが、相手が生き物となると私たちのつたない経験と技術ではまだまだ行き届かない点が多くございます。
例えば1点1点の微妙な仕上りの差は、未だ発展途上の染め工房と何卒ご容赦頂けましたら幸いです。

色とアフターサービスのこと

極めて品質の高い色落ち難さを実現した化学染料の使用が標準化された現代の生活環境では、残念ながら私たちの天然染料の変色・褪色(たいしょく)を助長する場面が多くあります。
できるだけ強く色が入り、そして落ちにくくするための創意工夫は工房始まって以来の最重要課題のひとつであり、その意識は日々継続中ですが、現代の化学染料に比べてり色変わりが早く訪れてしまうのはどうしても避けられません。

tezomeyaでは「染め重ね無料サービス」というアフターサービスを開業当初から行っています。
手染メ屋の商品の色が変わったり褪せたりしてお気に入りでなくなったらどうぞご一報ください。無料で染め重ねをさせて頂きます。その際、元のお色だけでなく、別のお好きなお色に染めかえることも可能です。
また、この染め重ね無料サービスは破けるなどして商品が使用不可能になるまで有効です。手染メ屋のアイテムを大事にお使い頂ければ、1枚でいくつものお色を楽しんでいただくことが可能です。
優しい草木の色を末永くお楽しみ頂くためのサービスです。どうぞ、お手元の染め上げ品が擦り切れるまでお付き合い頂ければ嬉しいです。

染め重ね無料サービスに関してはこちらを是非ご覧ください。

スタッフ紹介

青木 正明
店主

青木 正明

Masaaki Aoki
1967年 1月 三重県生まれ、東京育ち
1991年 4月 (株)ワコール入社。勤務のため京都に単身移る。
1995年~ 廣田益久氏の主宰する『益久染織研究所』と仕事上でのお付き合いが始まる。業務取引終了後も度々私用で訪れるようになる。
2000年 7月 (株)ワコールを退社。『益久染織研究所』の通い丁稚となる。廣田氏はじめ多くのスタッフの下で天然染料による糸染めの研鑚を積む。
2000年 10月 古代染めの大家、前田雨城氏の個展開催お手伝いに参加。氏の古代染め着尺18反を目の当たりにして雷に打たれる(色を見て涙が止まらない現象を体験)。
2002年 4月 益久染織研究所にて1年9ヶ月丁稚の後、独立。
2002年 7月 『手染メ屋』開業
2009年 4月 京都造形芸術大学美術工芸学科の非常勤講師に着任。
2014年 4月 京都造形芸術大学歴史遺産学科の非常勤講師を兼任。
青木 智子
番頭

青木 智子

Tomoko Aoki
1969年 1月 生まれも育ちも兵庫県
1991年 4月 (株)ワコール入社。
1996年 3月 (株)ワコール退社。
アルバイト業務を転々とし、出産を経て2男児の母となる。
2002年 7月 『手染メ屋』開業を補佐。現在に至る。
中家 壮雄
スタッフ

中家 壮雄

Takeo Nakaie
1984年 10月 生まれも育ちも栃木県
2007年 4月 三井造船(株)入社。東京に移る。
2013年~ 店主と知り合い天然染料の染色を学ぶ。
2013年 10月 三井造船(株)退社。
2014年~ 京都に移り『手染メ屋』のスタッフとして染めの職に就く。
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