tezomeya ブログ

tezomeya日記

すみません、宣伝ですm(__)m

皆さん、フラメンコにご興味のある方はいらっしゃいますか?
イイ本が出るんですよ、イイ本が!

1988年に刊行されてから長らく絶版になっていた

★「フラメンコの芸術」ドン・E・ポーレン著 青木和美訳

が、このたび復刊ドットコムから規定数量になったら
発刊されることとなりました!!
詳しくはこの下↓

http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68309787

なんで、ボクがこんなフラメンコのマイナー(笑)な本のこと宣伝してるかと言うと・・・、

すみません、訳者が身内なんですm(__)m。
青木和美訳
実父です。

しかも更にボクは完読はしてません・・。
すみませんm(__)m。

ボク、フラメンコは正直申しましてそれほど
好きなジャンルではありません。

小学生だった頃、ウチの日曜日は朝に決まって
フラメンコのカンテ(唄モノのこと)の
レコードがかかるんですよ。大音量で。

我が家の貴重な休日の始まりは必ず
しわがれ声のフラメンコ・・・。

しかも、その後興に入った父はギターを持ち出して
下手なブレリアなんかを弾きだすわけです。

これ、毎週ですよ、毎週。
こっちはベイシティローラーズとか世良正則&ツイストとかアースウィンドアンドファイヤーとかロッドスチュアートとか聴きたいのに(それはそれで節操ないが)そんなレコード達は一切受け付けてもらえず。
「これがホンモノの音楽なんだよ♪」
なんていわれても小学生にはわかるわけないじゃないですか。
いやだったなぁ、ホント。

そんな幼少時期を過ごしたあげくフラメンコ過敏症になってしまいまして、
できるだけフラメンコから遠ざかったものを聴くようになっていました。

ただ、そんな過敏症でも、父に連れられてホンモノのカンテのおじいちゃん(ラファエル・ロメーロだったかなぁ)のライブを聴きに行ったときにはそのソウルフルな声と唱に度肝を抜かれたし、
現地のタブラオ(ライブハウスみたいなもの)で、まだ無名な若手の、でもすごく元気のある荒削りな唄と踊りを見たときには血湧き肉踊りました。

結果的には、
「音楽にジャンルの優劣はない」
なんていうわかったようなわかんないようなことを
ほんわかと受け入れられる様になるきっかけを与えてくれたのがフラメンコですけど、
いまだに全く詳しくないです。

この「フラメンコの芸術」は、どうもフラメンコ愛好家の中では
原書と併せてかなり評価が高い本らしく、国内の演奏家も含めフラメンコ関係者の多くのオススメ本の様です。

著者のドン・ポーレンさんって言う人、アメリカ人なんですが
現地のスペイン人よりもフラメンコをフラメンコとして扱っている人
だったらしいです。

この本でいう「芸術」って意味は、多分、僕らが普段上っ面に
思っているゲージュツとは一線を隔していると思います。
フラメンコなんていうのはそんなキレイな器に乗せて拝むモンじゃないよ、
芸術なんてのはそもそもそんなもんじゃないじゃないか、というのが
この著者の一貫した思いみたいで、それを踏まえてあえて
Art of flamenco(原題)
と言っている所に、ドン・ポーレンさんのアマノジャクぶりが発揮されてる
と思うんですよね。
・・・なんてえらそうに言ってる割には完読してないんですが^_^;。

フラメンコ愛好家って、ホントひねくれ者ばかりで(ウチの父もごたぶんにもれず)
父が連れてくる友達もみんな癖のある人たちばっかりだったんですけど、
そんな真剣な愛好家たちが口をそろえて言いたいことを、
どうもこの本は語ってくれているみたいです。

もう、この本読んだらジプシー・キングス聴けなくなること請け合いです!
聴きたくなるんじゃいですよ。聴きたく無くなるんですよ(笑)。
彼らに言わせるとジプシーキングスは「ちゃかぽこフラメンコ」らしいですから。
しかしひどいな、ちゃかぽこって・・・。

そんな、ひねくれもんながらハートだけは熱いフラメンコ愛好家。
しかしながらあまりに母集団が少ないがために(苦笑)一度は絶版になってしまったこの本が再発されるというので、フラメンコ界ではちょっとした話題らしいです。

そして、この「フラメンコの芸術」再発刊を記念してあらたにドン・ポーレンさんの
もう一冊の有名本”a way of life”の翻訳本が新刊として

「ひとつの生きかた」ドン・ポーレン著 青木和美訳

http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68309788

刊行される予定です!!(注文部数が揃えばですが^_^;)

この原書もその業界ではとっても有名な本らしいです(小さい業界ですけど)。
で、その業界でない人たちにも、民族音楽(広い意味で)っていうのは、そっか、
こういうことなんだ、なんてことがわかるんではないか、と思うわけです。
ほら、クラシックだって言ってみたらもともと一民俗音楽じゃないですかっ!ね【^^】。

というわけで、ご興味のある方、父を助けると思って、
是非宜しくお願い致しますっm(__)m!

・・・って、長々話してて結局こーゆーことなんですが(苦笑)。
すみません、失礼しましたっ。

店主@手染メ屋
https://www.tezomeya.com

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